昔ながらの「ほたるいか生姜煮」

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毎年3月にカニ漁が終了すると、底曳き網漁は「蛍烏賊(ホタルイカ)」へとシフトしていきます。
西から海流に乗って移動してくる蛍烏賊は、季節の歩みと共に水揚げが増え、それと共に魚体は大きくなり旨味の詰まった内臓(ワタ)の成熟も進みます。

蛍烏賊は鮮度落ちが速く、茹でて食されることが大半ですが、醤油に漬け込んだ沖漬けと共に古くから作られてきたのが、こちらの【生姜煮(佃煮)】です。

ぷっくりと膨らんだ蛍烏賊には、砂糖・醤油・味醂ベースの地がしっかりと浸透し、噛み締めれば柔らかな身は苦も無く切れ、同時にワタの旨味が広がり、刻み生姜の風味が後味を引き締めます。

保存料・着色料・香料を用いない昔ながらの生姜煮を、ご家庭でも是非お召し上がりください。
製造元…マルヨ食品株式会社
原産地…兵庫県美方郡香美町
内容量…80g

原材料…ほたるいか(日本海産)、生姜、砂糖、醤油、味醂、調味料(アミノ酸等)、甘味料(ステビア)、酸味料、増粘多糖類
賞味期限…常温:4か月(開封後要冷蔵)

製造元は、当店でも屈指のリピート率を誇る「香住かに味噌」を製造するマルヨ食品です。

残念ながら「目」は取り除かれていませんので、お召し上がりの際にはご注意ください。
蛍烏賊自体は非常に単価の安い品物ですが、加工には非常に手間を要しますので、その手間が価格に転嫁されることになります。
販売価格との兼ね合いから、目を取らないという判断に至ったものと思います。
旅館等でもあまり積極的に蛍烏賊を使わないのは、この手間・コストを嫌うことが一因でもあります。