天然 「汐もずく」

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【もずく】は、日本各地で晩春から初夏にかけて水揚げされ、春の歳時記・季語となるなど古くから親しまれてきました。

しかしながら近年では漁獲量が激減し、今では流通する品物の大半が別種の「オキナワモズク(養殖品)」となっています。

天然のもずくは、ホンダワラ類など他の海藻に絡みつく性質を持ち、非常に細く柔らかいことが特徴で、特有の粘り気を持っています。

酢の物・汁物として食べられることが多いのですが、磯の香り高く、またトロっとした粘り気のなかに感じる心地よい歯触りは、もずくならではの味わいです。

こちらの品は保存性を高めるため塩抜きをしていない「塩もずく」となりますので、お召し上がりの際は塩抜きをしたのちに調理ください。

塩抜きをする際は、ザルに「もずく」を入れ、流水を掛けながら揉みほぐすように洗います。
流水を用いることで塩分が洗い流されていきますが、「もずく」が絡み合って団子状になっていることもありますので、洗いながら解きほぐしてください。
その後、食べやすい大きさにザク切りすれば塩抜き完了です。

ただし塩抜きをすると鮮度落ちが早くなりますので、面倒ですがお召し上がりいただく分だけ塩抜きをし、残りは塩の残ったままで冷蔵保存ください。

 
原産地…京都府京丹後市 間人港

原料…もずく、食塩
内容量…500g入り
賞味期限…冷蔵保存:製造より1年間

海藻類全般に言えることですが、塩抜きをすると鮮度落ちが一気に早くなります。
それを防ぐためには乾燥させて水分を飛ばしたり、あるいは保存料を用いる、冷凍などの対応が必要になりますが、多くの場合で海藻特有の磯の風味が失われてしまいます。

細く、柔らかく、トロリとした粘り気と絶妙な歯触り。
もずくの醍醐味です。

「もづく」という表記を用いることもありますが、これは他の海藻に付着して生育する性質を「藻に付く(着く)→もづく」と表現したものです。
また「藻屑」という酷い当て字もあるほか、水雲・海雲などはいかにも雅な響きですね。